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「あの・・相川社長。鷹崎専務って女慣れしてます?」
千秋は鷹崎がいつの間にか美鈴の直電やアドレスを知っていることに驚いていた。
「高校や大学時代はモテたしね。弁護士になってからもね美鈴ちゃんに出会うまでは凄くモテていたからそれなりじゃないかな?あいつから女を口説く事は無いし、特定の女はいなかったか。」
訪問者(田崎)事件の時はグズグズしているから他の男が近づいてくるのよ!って心配したが、どうやらあの余裕の態度は色々先回りしているようだ。
千秋は過去は過去で、今はどう見ても一途な鷹崎を応援しょうとは思う。
「ね~千秋さん。」
呼ばれて振り返ると上目遣いの相川がここに来てと甘えてきた。
「ここ会社ですよ?」
「うん?仕事は終わったよ。」
相川は千秋を自分の膝の上に抱き上げて座らせると軽く唇を奪った。
「旅行行けそうだね~今日はうち泊まる?鷹崎は心配いらないからうちで旅行先考えようね。」
「そうね。」
鷹崎は大丈夫だから自分達二人のことを考えようと言われているみたいで千秋は嬉しかった。愛情表現が下手で照れ屋な彼を可愛く愛しいと千秋は思う。
案外不器用なのは相川かもしれないと千秋は考えを改めることにした。
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