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玄関は白い大理石で青いタイルがポイントで使われていて赤い花をメインに花瓶に生けられていた。
海に向けてのリビングは広く家具も落ち着いたブラウンのソファーセットやダイニングテーブルは一枚板の大きな物バランスよく配置されているのは流石デザイナーの別荘だと美鈴は思った。
リビングは吹き抜けで海を見渡せるウッドデッキがあり庭は一面芝生そこにはバーベキューセットが既に用意されていた。
「綺麗~可愛い。」
女性らしいデザインが大好きな美鈴は目をキラキラさせていた。
「こういうのが好き?」
花は趣味がにているのかもね~と会話しながら別荘を案内してくれた。
キッチンには大輔とアランが料理をしていて、加奈子と千秋はサラダを並べていた。
「遅いぞ~。」
そう言いながら相川はビール片手に火を起こしていた。
井川や森川と秘書課の由紀と奈々は外のテーブルをセットしていた。
「母さんこれ、美鈴さんから。」
鷹崎は持ってきた美鈴のお土産を花に渡した。
「花さんこれピクルスです。お口に合うかどうかは分かりませんが。」
「自分で漬けたの?ローリエやグローブまで入ってる本格的ね。ありがとう。みんなで頂きましょう。」
「僕が盛り付けしますよ。」
鷹崎は大きなガラスのお皿にピクルスを盛りつけた。
「貴方いつの間にそんなことを出来るようになったの?」
花は感心したように言うと「これぐらいできますよ。」と鷹崎は言った。
料理が出来上がり、ワインやビールなど好きなお酒を持って乾杯してバーベキューは始まった。
「大輔さんって料理上手いですね~。」
そう奈々が言うと「俺の所は父親だけだったから・・。」と大輔は照れた顔をしている。
「イヤイヤ。センスがあるんだよ。」
相川は大輔の作った前菜を食べながら言う。
加奈子はお肉が焼けたとテーブルにもって来た。
「お肉焼けましたよ~焼き野菜はも。」
その様子を微笑ましく見るのは大輔と美鈴。
「可愛いわよね~こういう所。」
「可愛い。」
「大輔君加奈子ちゃんに料理教えてあげたら?」
千秋は加奈子が料理が苦手なのを知っていた。
「ああ、何度か教えましたよでも・・ね。」大輔はそういいながら美鈴を見て言ったら彼女は加奈子は食べる専門でいいと言う。
加奈子は大輔と美鈴がいたら困らないから~と開き直ってみせてみんなを笑わせた。
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