2人が本棚に入れています
本棚に追加
数日後。
俺は家でゆっくりとコーヒーを飲んでいた。
コロナの影響で飲食店は自粛をするようになった。
俺の店も、やむを得ず休業することにした。
休業中は新しいコーヒーの試作にハマっている。
ピンポ-ン。
満「ん?」
家のチャイムが鳴った。
俺は重い腰を上げ玄関に向かった。
満「は~い。どちら様…」
ドアを開けると、そこには秋葉がいた。
満「秋葉…。今日はどうした?」
秋「…お母さんと仲直りした」
満「え?」
秋「あんたの話聞いてたら、一番傷付いてるのはお母さんなんだろうなぁって。そう思ったらお母さんを1人にしとくのは嫌だなぁって。お父さんのことより今はお母さんを支えることにした」
満「そう…」
秋「あんたのお陰で決意できたから。…だからその…ありがとう」
満「別に大したことはしてないんだが…」
秋「それと…」
満「?」
秋「…私をあなたの店で働かせてほしいの」
満「…は?」
…どうやらまた厄介なことが起こりそうだ。
最初のコメントを投稿しよう!