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久しぶりに観るsplayのライブは、とても盛り上がっていて、門倉もすっかりファンになったようだった。
いつの間にかみんな少しずつ大人になっている。
響は、もう働いているし、律と中村は大学生。竹見も美容師を目指して勉強中だ。
智哉は、ライブが終わった後に門倉と一緒に楽屋を覗いた。
「おつかれ!」
「おー!智哉じゃん!」
1番に顔を上げてくれた竹見。横には、未来がいて、久しぶりーと手をふっている。
「おう!元気か?」
中村も声をかけてくれた。
「わあ!智哉、来てくれたんだ!」
前とちっとも変わらない笑顔の律。
ほんの少しだけ、胸がきゅっとなる。
「おつかれ」
隣で響が笑っている。
「おつかれ!!ライブ最高だったよー」
「ありがとうー!智哉、友達?」
律が智哉の後ろに隠れていた門倉にひょこっと顔を近づけた。
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