2人目

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2人目

「ええ、いますよ。もう一人は、今から会いに行きます」 「えー誰なの?」 「見ればわかります」 「……ねぇ、」 「……なんです?」 「もしかして、あの金髪ヤンキーが2人目?」 「そうです、といったらどうします?」 「なにあの金髪ヤンキー。超怖いんだけど。できれば一生関わりたくないやつなんだけど」 「まあそうでしょうね。でもあの人のはずですよ。それによーく見ればイケメンじゃないですか?眼圧すごいですけど」 「確かによーく見ればイケメンだね。上背有って怖いけど」 「……お前らなに人のツラみてグチグチ言ってんだ」 「うわー出た」 「うわーは、さすがにかわいそうですよ、冬さん」 「どっちもどっちだろ。ていうかお前らだれだ?」 「これって言ったら大丈夫なやつかな眼鏡?」 「大丈夫じゃないですか?たぶん」 「もうお前らどっちでもいいから早くいえよ」 「もー、そうかっかしないでよ。仕方ないなー、今から言うから覚えてね? 俺は皆川 冬だよ。で、この眼鏡は、……なんだっけ?」 「そういえば自己紹介してないですね。改めまして私は、黒崎 茅です。どうぞよしなに。で、あなたは……」 「俺は……神谷だ」
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