脅迫

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脅迫

「ちょ、ちょっと! どういうことよ!? こんなに堂々と浮気するだなんて信じられない!!」 私は彼に詰め寄った。 「浮気は絶対に許さないって言ったわよね? 覚えてないとは言わせないわよ!」  怒りで鼻息も荒く問い詰めていると言うのに彼は一向に気にしていない様子でベーコンエッグを皿に盛り付けている。 「馬鹿にするのもいい加減にして! 忘れたの?パパに頼めば今からあなたの就職を取り消すことだってできるんだから!」  彼は涼しい顔でサラダを盛り付けている。 「強がったって無駄よ! 謝るなら今のうちなんだから」
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