下書きから掲載までの課程

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下書きから掲載までの課程

 現在は連載中の作品をひたすら更新しているので、ページを追加する機会がないな……、と思い、こんなことを綴ってみました。  どの作品でも、下書きは割と早く書けるんですが、推敲にめちゃくちゃ時間をかけてます。実は下書き状態からページを公開するまでに、三回は推敲してます。どんな点をチェックしているかというと……。 ①誤字脱字ないか ②文法、同音異義語のミスがないか ③同じ表現が連続してないか ④文末のリズムが悪くないか ⑤時系列は本当に妥当か ⑥キャラの一人称、呼称に齟齬がないか ⑦専門用語は適切な使い方をしているか ⑧ルビ振り、傍点をプレビューでチェック ⑨記号の使い方は正しいか   などなどです。  わかりやすくするために、一番読んでくださっている方の多い『傾国オメガの蜜の罠https://estar.jp/novels/25828237』を例に挙げます。  ①②はいいとして、③は何度も確認したつもりでも、やらかしてることがあります。「○○は思った」が四回連続しているのを発見したり……。要注意は接続詞。言い換えを工夫してます。  ⑤は、『傾国』だと選挙までの日程を考えながらストーリー作りをしてます。公示から投開票までって十二日! 意外と短いんですよね。やらかしかけたのが、ホテル事件の時。最初に作っていた下書きでは、陽介が瞬間移動したみたいになり(笑)、蘭と沢木を二時間喋らせた設定に変えました。  ⑥これはメインキャラではさすがに間違えませんが、滅多に登場しないサブキャラだと(あれ、このキャラ一人称は何だったっけ……?)ってなります。秘書古城とか、蘭の養父とか。チェックするためにさかのぼったら、そもそも養父が一人称を使うシーンは今までになくて、かくっとなりました。  キャラAはキャラBをいつもどう呼ぶか、も、関係が安定するまではうろうろっとしがちです。蘭と陽介では、『お前』『君』で安定。  ⑧これは各投稿サイトでルールが違いますからね……。そのままコピペしたら表示がおかしくなるときがあります。  ⑨『!』『?』の後は空白開けるとか、……、――は二個ずつ、とかですね。雑誌の賞に応募するときはもちろんですが、クセを付けるために、投稿サイトへ掲載する時もこれは守っています。
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