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「玲奈が理想だって考える家に住みたいんだ。ずっとそう思ってた。
一緒に家を作ろう」
少し黙っていた玲奈だが、微笑んで賛成してきた。
「そうね。一緒に考えましょうか。薫や梓も一緒にね」
店を出てからも話が弾む二人は自然と腕を組んでいた。
二人一緒なら、何があっても頑張れる。そう思いながら、直樹は大切な女性と並んで、家族と住む街への帰り道を歩いていた。
過去を乗り越えて未来へと向かうように……
おわり
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