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親なんて、結局そんなもの。
わたしが死んでも、もっと親孝行しておくのだったと、娘は後悔することもないのだろう。
少しくらいは泣いてくれるかもしれない。
親なんて、本当にそんなものなんだ。
恩着せがましいことを言いたいわけじゃない。
感謝して欲しいわけでもない。
だけど、ずっと無視ってなんなの？
いつまでなの？
一体、何を怒ってるの？
自分で育てた娘だから誰に文句も言えず、苦しんでいる。
愛情が足りなかったのかと反省してみたり、親に対する態度じゃないでしょう！と怒ってみたり、一貫性のないわたしは日々悩み、揺れ動いている。
そうして、すでに亡くなった母を思い浮かべる。
生意気だったわたし。
心配して電話をよこす母に、偉そうに説教じみたことを言っては冷たく突き放していた。
親なんて、そんなものなんだね。
こんな歳になってみて、しみじみ理解できましたよ。
お母さん、ごめんね。
そして、本当にありがとう。
ーENDー
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