僕は何もしていないぞ
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じゅわーっ。 彼女が無言で玉ねぎを炒める音だけが部屋に響いている。 この音は玉ねぎの悲鳴だろう。 せっかく、細胞壁のなかにためこんだ甘みという栄養を人間に外に出せ。外に出せ。と炙られ続けるのだから。 僕は玉ねぎに同情する。 なぜなら僕も今、悲鳴を上げそうだ。 どうして。どうしてなんだ。 なぜ彼女は僕が昨日、夜の店で遊び倒したことを知っているんだ?
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