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バチンと厳格な父から頬をぶたれる
「何回言ったらわかるんだ!アルファに恥じぬ行いをしろ!」
「ごめんなさい。」
幼い時からナヨナヨとして、アルファには到底見られていなかった。
そんな僕に父は酷く叱った。
そんな僕は18の時、高校卒業と同時に家を出た。
父は有名IT企業の社長だけど、世間体を気にしたのか家を出る時子会社を任せてきた。
だからお金にも困ってなくて普通に暮らせてる。
「社長、ぼーっとしてないで目の前の書類減らしてください。」
「うん、ごめん」
あれから2年が経って20歳で社長になった。
しかも僕より優秀な秘書までついて。
眼鏡に前髪が目元まであって顔がよくわかんないんだけど顔半分整ってるからイケメンだと思うんだ〜
前に髪の毛あげようとしたらめっちゃ怒られた笑
「ひ〜ら〜り〜手伝ってよ〜。多くて無理。ねぇ桜舞ってば」
「社長、私には私の仕事があるので。では頑張ってください。」
そう言って桜舞は社長室から出ていった
「はぁ……、桜舞は出来るアルファで羨ましいなぁ」
目の前の大量の書類を見ながらボソッと呟いたのが今日会社を出るまでに喋った言葉だった
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