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…もうこの思いも、黙っていよう。それでいつか苛まれたとしても、別に良いんだよ。君の幸せのためになって、僕のこの苦しみにさえも意味があるのなら。
この感情を恋だと飾って、自分を安心させていたい。僕の心から溢れ出てしまうほどのこのありきたりな愛の言葉を今伝えたい。今、今すぐに。でもここには誰もいない。僕が気持ちを伝えられる相手も、誰も。ああそうだよ。
あの時お互いの言いたいことを我慢して、その相手を通しすぎてしまったせいでダメになっていってしまったんだね。時には否定、反論されて…そんなことも大切だったんだ。
僕は今になってそれを理解した。でももう遅いんだ。
僕は今になってどうしようもない後悔に飲まれ始めた。
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