序章

1/1
前へ
/26ページ
次へ

序章

今から100億年前 時は“神代(しんだい)”と呼ばれる時代。 この世に、様々な国が誕生する遥か昔のこと 日本を始めとする多種多様な国があるこの世界には、沢山の神々達が住んでいた。 この世界そのものを創り出した神 人間という存在を創った神 最強の力を持った神を始め、神に仕える神の使い、天使、妖精達が平和に暮らしていた。 “天界” そう呼ばれている神聖な場所にいる者は皆、人智(じんち)を超える能力を持つ者ばかりだった (よこしま)な心を持つ者は、例え神とて入る事が許されない特別な場所――。 植物は良く育ち、生き物も健やかに暮らし、争いとは無縁の平和な世界だった。 奴が現れるまでは――…
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加