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「なんで俺の前でTシャツ着て、大輝さんと二人になったら脱ぐの? 大輝さんには女使うわけ?」
「使ってないよ。Tシャツが濡れたから乾かしてただけ。それに、シャツの中で結んだからシェフは見てないよ」
「胸、見えてるじゃん」
水着なんだから谷間が見えてしまうのは仕方ない。谷間と言っても胸が離れているわけだからこれを見たところで興奮する男性なんていないだろう。
「分かってる? 葵は俺の奥さんなんだよ」
私は首を縦に振った。
「一番は俺に見せて欲しかった」
優梨はそう言うと胸元にあったパレオの紐を外した。
はらりと布が落ちていく。
「恥ずかしい」
私は腕とお腹をTシャツで隠した。
「もっと恥ずかしくしてあげる」
優梨はTシャツを払いのけ、私の胸元に唇で触れると何度も何度もキスをした。
「これで上は脱げないね」
そう言うと優梨は膝立ちになり、私の太ももの内側に顔を埋め、再びキスをした。
何をされているかもう分かる。胸元と太ももに記された優梨の証。
「これで下も見せられない」
優梨は満足そうに言って立ち上がり、私にキスをすると私を置いてみんなの所に帰って行った。
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