Ep.8.4 (♡一歩手前。展開苦手な方の為に分けました)

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 優梨の指が太ももの付け根から徐々に移動し、私の敏感な部分を刺激する。  私は思わず優梨を抱きしめた。 「俺は断然こっち」  こういうことはいつも遠回しだ。優梨は言葉にして欲しいことを言葉にしない。 「戻る? それとも……」  優梨がとろんとした目で私を見て聞いてきた。ベッドがあれば今すぐにでも優梨と溶け合うだろう。 「戻る」  私はそう言いながら優梨に濃厚なキスをした。 「これ、拷問?」  優梨の言葉の意味は体を密着させているから分かる。 「そうかも」  私は再び優梨にキスをした。
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