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確かに最近優梨のシフトが減ったせいかお客さんは減っている。いくらイケメンを入れても優梨ほどのフレンドリーさが無ければリピート客はたかが知れている。
というよりもスタッフの顔に頼り切りのカフェなんてすぐに潰れる。カフェとしての成功を収めなければならないのだ。
「いいですね。私もちょうど人気のカフェ調べてて偵察に行きたいと思ってたんです」
「あ、はあ。そうですね」
カフェが落ち着いてきた今、人気店の秘密を探らねばならない。人気で居続けるためにはどうしたらいいのだろうか。
私は早速その日のうちに優梨に伝えた。
「それって本当に偵察？」
「偵察だよ。優梨が出勤しない日は結構暇になってきてるの。まあ、新しく入ってくれた子のお陰で取り戻してはいるけど、彼結構クールだから写真もNGだし、優梨ほどの客寄せにはならないんだよね」
「人を客寄せパンダみたいに」
「ごめんごめん。でもほんとだよ。優梨がバイトに入る日は少なくとも通常の1.5倍。休日なら2～3倍に跳ね上がるんだから」
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