Ep.12

15/17
前へ
/309ページ
次へ
 翌日目が覚めると、私の心は幸せに満ちていた。あれから大切に大切に抱かれた体は今までにないほど幸せのオーラで包まれていた。 「お寝坊さん、早く起きないと遅刻だよ。それとも会社休んでイチャイチャする?」  お玉を持った優梨が部屋に入ってきて私の頬にキスをした。 「仕事行く」 「だろうね。ご飯できてるから早く準備して」  優梨は笑顔でそう言った。今からでもイチャイチャしたいが、それはまたのお楽しみだ。  私はシャワーを済ませ、身支度し、食卓に着いて優梨が作った美味しい朝ご飯を食べて、優梨のネクタイを結び、行ってきますのキスをして二人で家を出た。  この幸せな日々を続けるために私は何をすればいいのだろうか。  私は優梨の家族になんと言えばいいのだろうか。
/309ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3607人が本棚に入れています
本棚に追加