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えっ…
湊音さんならわかるけど、凛音にポンポンされたのは…
今までで初めてだ。
自然と顔が真っ赤になる。
は、恥ずかしい。
初音ちゃんの気持ちが…ちょっとわかった。
何だか胸の奥がキュンとして…
嬉しいものなんだな。
『また…一緒に謎を解こう。どんな小さな事件でも、人を幸せに出来るなら…助手として力を貸して欲しい』
『もちろん。任せて…って、頼りない助手だけど…』
『そんなことないよ。頼もしい助手さんだ』
決して告白されたわけでも、プロポーズされたわけでもないけど…
私は全然、満足だった。
だから、ずっと…
あなたの「助手」として側にいさせてね。
凛音は、眼鏡を外してガラスを拭いた。
澄み切っていてとっても綺麗な瞳。
その瞳は「歪んだ嘘を見破り、真実だけを見つめる」。
次は、いったいどんな事件が待ってるのかな。
これからも凛音は、前へ前へと…
ただ真っ直ぐに進んでいくんだ。
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