衝突終わって

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衝突終わって

そして、ジョナサンパパは、カノンを抱いてマッタリしていた。 「あー。カノン可愛いなー。絶対嫁にはやらんぞ。ずっと父ちゃんといようなー?」 カノンはクンクンしていた。 「それにしてもまだ痛い。よくもやったなユノお前は」 まあ、あんな風に戦いの無意味さを知らしめるのもいい。 憎しみを肩代わりする。そう言えば昔から俺はそうだったんだ。 勇者の末裔は、調停者として世界を大戦から救っていた。 ホントに馬鹿馬鹿しいが、実際起こるところだったのだった。 フラさんがギリギリのところで俺の猿芝居に乗ってくれた。 実を言うと半分本気だったんだけど。 フラさんの魔力を察知しない訳ないだろ。 あのラ・スパーダの破壊も。 「平和が1番ですよパパ」 「だから、お前が言うなって。本気で痛かったんだぞ」 「確かに蹴りました。それはそれです。でももういいですよニャーン」 肩に頭を擦り付けてきたユノの頭を撫でた。 やっぱりユノはいい匂いするなあ。 ポカポカの春の草の匂い。 ところで、カノン生んでユノ、全体的に丸みを帯びてきたな。 着ているワンピースの胸の膨らみと言い、腰の肉付きと言い、堪らんママになってきたな。 まだ解禁じゃないよな? 今は女性の体は再生期だし。 解禁したらどうしよう? ひまわりママに手を出す? 背は少し伸びたがやっぱりちっこいんだぞ? カノンが泣き出した。 「あ、カノンちゃんおっぱいですね?」 やおらワンピースの肩紐をずらし、おっぱいをあげ始めた。 ユノから薫る乳臭に、ジョナサンはムラムラと落ち着きがなくなっていた。 了
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