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ぐっとネクタイが引っ張られたかと思ったら、急に視界がクリアになった。目の前に切なそうな顔をした道弘さんがいる。
「嬉しい台詞は、目隠ししていない時に言って欲しいな」
目が合うと、ふ、と優しく笑ってくれた。
「だって・・・・思った事はすぐ言わなきゃ。後悔したくないもん」
「そうだな。美緒のその真っすぐな所・・・・本当に有難い」
「惚れ直した?」
「ああ。俺には勿体ない位の、いい女だ」
「ありがと」
ひとつに繋がったままでキスをおねだりした。これからは沢山、貴方と幸せになるの。
「今日は寝かせないわよ」
「なんだそりゃ」ぷっと笑われた。「俺の台詞だろ。しかも明日、仕事だし」
「ご飯すっとばして、こんな雰囲気に持ってきたのは誰?」
「そうだな。じゃ、責任取らせて貰いますか」
ずん、と深く腰を打ち付けられた。たっぷりと潤っている蜜壺からは、卑猥な水音が立つ。
「ああっ」
勢いは衰えるどころか、回数を重ねるごとに圧迫感も半端じゃなくなってくる。
煽った私が悪かったとは思う。
でも、連日立てなくなるまで愛でなくてもいいじゃない――
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