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「今度、電話で話しませんか?」…
弾む旋律
高鳴る鼓動
途切れた音
止まる指先
迷いに震える心
流れるメッセージは心地よく
それが当たり前になっていた
そこに加わる声
嬉しい 聞きたい
大丈夫かな
ちゃんと話せるかな
不安と期待で揺れる指
えっと、あの…
『お願いします。』
なんだか変な返事になってしまった…。
恥ずかしくて
咄嗟に消した携帯を放り投げ
声にならない声を枕に押し付ける
どうしよう
今の私、鏡がみれない…
それでもこれは大きな1歩
新たに加わる声
確かな変化
日常に音色が流れだす。
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