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「私は…なんだってやります。糞を食えってんなら喜んで食えます。あんたが望むこと、すぐさまやります、私が出来る事なら喜んでやります。ただお嬢さんだけはお嬢さんだけにはどうか」
お嬢さんはとてもいい子なんです。
ろくでもない私をおじさまと呼んでくれるんです。
私をまっすぐな目で見てくれるんです。
汚い私の手を取って、いいにおいだと、いい人間だと言ってくれるんです。
お嬢さん。私はあなたが思ってくれた人間になりたくって。
あなたのいいおじさまでありたくって、あがいて、あがいて、あがきたいんだ。
清水は躊躇なく床に頭をこすりつけて若者に懇願をした。
「じゃあ試してやろうじゃないか。楽しませてみせろ」
ゆっくりと清水に覆い被さる若い男。
ベルトを外されて、ズボンを脱がされる。
下着を剥がされる。
「股を広げろよ。もったいぶんじゃねえぞ。ガバッといけ、ガバッと」
からかうような声音に耳たぶが熱をもつ。が、耐えて異物を押し込んだまま足を大きく広げた。
冷えた空気が清水の陰茎を嬲る。
振動し、潤滑油まみれのバイブレーターが、相馬の嘲笑の的になっている。
死にたい、と思う気持ちと、殺したい、という気持ちが心で混ざる。
そして、折角清水が気合いを入れて押し込んだその、男性器の模造品を乱暴に相馬が掴む。
「邪魔だな」
「っが…ああ!」
容赦なく引き抜かれ呻いた。
幾度となく男根を受け入れた清水の穴は緩んでいるのか、ぽっかりと穴が開いている。
清水は大きな男の性器が、その中にぐじぐじとめり込んでいくのを感じて吐き気がしたが頭の中では幸せだった。
頭の中で可愛らしいあの子が笑っている。
おじちゃん
おじちゃん
いいにおいね
「おじさま、おじさま?わたくし、おじさまの事がだあいすきよ!」
若い男に貫かれ、老いた体は叫んでいる。
いたいよいたいよ、汗と精液で気持ちが悪いよと泣きたくて仕方がない。
しかしその時、清水は静かに微笑みを浮かべていた。
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