音闇クルフィ

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ガイドさんは華奢ながら、勇ましく、彼女のお金を取り上げようとした。彼女の言う違法な力は、まだ詳しくは公開されない、それだった。 もちろん、なかには独自的に編み出す人もいたのだが。最初にこの町に伝えたのは、一人の異国の魔女だと言われている。 ぱちん、とサイドテールの彼女は指をならした。それ自体には、実質的意味などなかったのだが、合わせるように、そのお金は、ただの石に変わる。 「ありがとやっしたー!」 そして彼女自身は、非常ドアを開け、早々と退散したのだった。
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