音闇クルフィ
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あちらこちらに歩道があり、右へ左へと入り組んでいる。 「で……こっから、どう行くんだろ」 数分前に道に迷ったとき適当に買った、魚の形をしたお菓子をかじる。 甘い。 喉に張り付くような甘さに、改めて熱気を思い出す。
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