月曜日と金曜日の往復書簡

拝啓 日曜日様

木曜日です。
僕の話を聞いて下さい。
月曜日君が「ブルーマンデー」と名付けられていると悩んでいるそうですが
それとは別の悩みが僕にはあります。
それは、僕には何のキャラクター性もない事です。
ブルーマンデーと悩む、月曜日君。
土・日・月と３連休だった場合、月曜の夜に憂鬱がられる火曜日君。
芸界とのコラボが１番多い、水曜日君。
自由への招待、金曜日君。
攻守ともに最強、まさにパーフェクトオールラウンダー土曜日君。
１日を例えるならまさに人生、朝は子供の様に溌剌になり昼は青年期の様に行動を起こし、そして夕方になる頃には老人の様にただただ終わりを待つ曜日の日曜日さん。
それぞれ皆さんにはキャラクターがあるのに僕には際立った特徴がありません。
きっと国民の皆様が思ってるのは木曜日の夜に「これで明日さえ乗り切れば休み」という事だけだと思います。
何だか僕だけ不公平な気がしますし、月曜日君の悩みにはとても共感出来ません。
何か僕にキャッチーなイメージを付けて貰えないでしょうか。
お願いします。
木曜日