私の日常。

3/10

6人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
あ、こんにちは。 さっき言ったばかりだが。 今日は家の事情で少し遅れて学校に行くから、今日はサボって…昨日の事を書く。 1時間目 «家庭科» キーンコーンカーンコーン 「こんにちは〜」 「齋藤先生こんにちは〜」 「こんなご時世。昨日も沢山感染者いたって。疲れるわね〜」 「でも頑張りましょうね(*ˊᵕˋ*)」 「はーい」 私は明るい齋藤先生がかなり好きだ。 女の先生で、少し老けていたけどこんな人になりたいと思った。 家庭科の先生は小学校でも好きだった。 「………」 また後ろの男子が下ネタ言ってる。 この人は『歩く下ネタ』と呼ばれている。 健全な日記にしたいので、内容は『…』でお送りしよう。 ちなみに…こいつの他に『走る下ネタ』も居るらしいが、今はどうでもいい話である。 「どうしたの?」 ↑が私である。 学校では天然を装っているのである。 ダメではないよな? 「……」 「ん?いいけど…」 やばい。分からないふりをしているが、これは下ネタを言わされそうになっているのである。こいつは口を開けば下ネタしか言わない為、全セリフを『……』でお送りすることにした。これは決定事項である。 「だめだよ〜こいつの言うことなんて気にしないでいた方がいいよ」 萌ちゃんが止めてくれる。 助け舟を出してくれて良かった。 「そ…うなんだ」 私はそう言ってくるりと向きを変え、黒板の方に目を向ける もう板書は始まっていて、私は大急ぎでシャーペンを走らせた。 後ろの男子もそんな調子である。 1時間目はこんな感じでいいか。 家庭科について分からなかったとか言うなよ?これは勉強小説では無く、コメディーなのであるから (恋愛要素?私は非リアだぞ?その言葉をもう口にするなよ!)
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加