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あ、こんにちは。
さっき言ったばかりだが。
今日は家の事情で少し遅れて学校に行くから、今日はサボって…昨日の事を書く。
1時間目 «家庭科»
キーンコーンカーンコーン
「こんにちは〜」
「齋藤先生こんにちは〜」
「こんなご時世。昨日も沢山感染者いたって。疲れるわね〜」
「でも頑張りましょうね(*ˊᵕˋ*)」
「はーい」
私は明るい齋藤先生がかなり好きだ。
女の先生で、少し老けていたけどこんな人になりたいと思った。
家庭科の先生は小学校でも好きだった。
「………」
また後ろの男子が下ネタ言ってる。
この人は『歩く下ネタ』と呼ばれている。
健全な日記にしたいので、内容は『…』でお送りしよう。
ちなみに…こいつの他に『走る下ネタ』も居るらしいが、今はどうでもいい話である。
「どうしたの?」
↑が私である。
学校では天然を装っているのである。
ダメではないよな?
「……」
「ん?いいけど…」
やばい。分からないふりをしているが、これは下ネタを言わされそうになっているのである。こいつは口を開けば下ネタしか言わない為、全セリフを『……』でお送りすることにした。これは決定事項である。
「だめだよ〜こいつの言うことなんて気にしないでいた方がいいよ」
萌ちゃんが止めてくれる。
助け舟を出してくれて良かった。
「そ…うなんだ」
私はそう言ってくるりと向きを変え、黒板の方に目を向ける
もう板書は始まっていて、私は大急ぎでシャーペンを走らせた。
後ろの男子もそんな調子である。
1時間目はこんな感じでいいか。
家庭科について分からなかったとか言うなよ?これは勉強小説では無く、コメディーなのであるから
(恋愛要素?私は非リアだぞ?その言葉をもう口にするなよ!)
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