4.

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次に翔太くんと再会したのは二ヶ月後だった。 春休みだからか、新幹線も賑わっている。でも今はそんなこと気にならないくらい浮かれていた。 仮眠を取れば、起きた時にはもう関西入りしている。もう少し。もう少しで翔太くんに会える。 広げていた水や充電器を鞄に戻して、携帯を開く。 "もうすぐ着くよ" "中央出口な!" 翔太くんは仕事を調整してくれて四日間もお休みを作ってくれた。それに合わせて僕は今日から四日間フルで彼と過ごす。休ませる気は微塵もない。 自分のパーカーの紐を結び直すと、一刻も早く翔太くんに会うため席をたった。扉が開いたと同時に出る為に。 迷路のような新幹線ホームを抜け、何とか出口に辿り着き、大きく手を振っている男に小走りで近づいた。 私服だ…! 「お疲れ様!え、荷物少なない?なんか忘れてきてへん?」 「これだけだよ!翔太くん私服かっこいいね!」 「うっわぁ…久しぶりの雪の破壊力やっば」 照れてるのか大きな手で口元を隠す翔太くんが僕のリュックを手に持つと「どこ行きたい?」と目を細めた。
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