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「あの女は厄介な女だったと俺も思うぞ、店をしてると危ない奴ってわかるんだ。咲に女が絡む前に何回かここで見てるんだ、あの頃咲は、ここで何回か飲んでたんだ今思えば
何か考え事をしている感じはあったけど、よくその頃来ていたあまり見ない男だったけど咲に絡んだことがあってな。」
その男が咲に抱きついたり、肩に腕を回したりしていたとマスターは思い出したように言い出した。
「まさか、その男との写真なのか?」
ないとは言えないが何年も前の事だから時期は思い出しても詳しくは思い出せないんだスマンとマスターは情けなさそうな顔をした。
「凱、お前はそれで咲と付き合って何故その後会わなかったんだ?」
あの頃俺は準備や仕事の処理に追われていて時間がなかった。ただ電話はしていたし会話もしていた。
「渡米する便と日時を咲には伝えたんだよ。その前に一緒に来てくれとも言った。」
咲は日にちがないこともあって現実的に一緒には無理って言ってたけど後で追いかけるって言ったんだ。
「パスポート発行日を見ると咲はすぐに手続きしているな。」
忍はパスポートの発行日から咲も本気だったと予想できるといい、チケットもあることから一緒に一度渡米する気でいたんだろうな
と言う。
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