ロボット

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ロボット

荷物の箱を開けた。 「これは実験です」 走り書きで、そう書かれたメモが入っている。その下にはロボットなのか?AIなのか?よくわからない物が入っていた。 メモの裏側には、このロボットの絵の様な物が書かれている。そして人間で言う「腰」のあたりに丸印がついていた。 丸印の横には、矢印がついていて「このボタンを押せーー」そう書かれている。 僕は訳もわからず、そのボタンを押す。 「……」 数秒間の沈黙。。 僕は次に何が起こるのか考えて、ワクワクしていた。。 「ーーあなたは、斎藤司君ですね?」 突然、ロボットの様な物が話し始める。 ーーえぇぇぇぇぇ。 驚いたハムスターの様に、驚きのあまりに司はすっ飛んだ。 「ーーまぁ、、まぁ、、落ち着いて」 ロボットの様なものが、司を落ち着かせようとするが、落ち着ける訳がない。 見知らぬ人ならぬ、見知らぬロボットに名前を呼ばれたのだから、それは何の不思議もない行動だろう。
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