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最後
結局私は、文化祭に行くことができなかった。
その日は私にとっても忘れられない日になり、本当に人生を変えたって言葉がぴったりなぐらいで。
あれから約2週間。
私は晃貴のたまり場へと来ていた。
「俺、やっぱ付き合うって思ってたんだよなあ」
そんなことを言うのは、康二で。
康二に貰った鞄の奥そこに入っていた線香花火を2人でやっているところだった。
「つーか、俺だけじゃなくて、他のやつらも思ってたよ。あからさまに晃貴さん、お前のこと気に入ってたもんなあ」
ぽとりと、康二の線香花火の火が落ちた。
「そうなの?」
「そうだろ。この前の花火の時も、すげぇ俺に対して怒ってたじゃん」
そうえば、嫉妬深いって、晃貴自身が言ってたような?
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