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「穂高って清光の?ってかまじでどうし────」 「いいから呼んでってば!!!!」 「おい唯、どうしたんだよ?何怒ってんだよ」 「全部聞いたからっ、早く呼んで!!!!」 良くんが言うにも、お姉ちゃんは大きな声で怒鳴ってた。こんなに怒っているお姉ちゃんは初めてで。 「全部って?」 戸惑う聖くん。 それもそうだ、聖くんは何も知らない。 事情を知っている良くんだけが… 「わかった、呼ぶわ。それでいいんだな?真希」と、何かを接したのか私の顔を見つめてきて、 私は頷いた。 それから30分もしないうちに、「こんな時間になんだよ」と、昴さんと、見たこともない大きな体の人が現れた。名前を聞く限り、その大きな男は薫というらしく。 それから、良くんによって呼び出された晃貴。
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