シトラスの香り

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シトラスの香り

キミとの出逢いは、あの"空港"だった。 多分キミは覚えてないかもしれないけど 初めて会った時、シトラスの香りが今でも 思い出してしまうんだ。 俺は久しぶりに地元に戻って来た。 そう、何故かって、札幌個展コレクションに 俺らが出演することが決まったから。 東京での仕事が終わって、最終便で北海道 に戻って来た。 最終便だから、夜の新千歳空港は静まり返っていて、俺らの声だけが響き渡っていた。 俺が「恋」したのは…… マネージャーの津田ちゃんの「妹」 齋藤 一稀(さいとう いつき) 26歳、パフォーマー 俺は、彼女に一目惚れをしました。
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