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私はただ日を過ぎ去るのは待つのはやめることにした。
進路も決まったことだし現地に行ってみることにした。
幸い、彼がいた店の名前は知っていた。
だが場所だけは分からずネットで調べた。
中ぐらいの店だった。
だけど彼は技術を身につけ、一人前のパティシェになっていくと思うと誇らしく思った。
初海外旅行で彼が心配で行くなんて自分自身驚いている。
店の店員に拙い英語だったが伝わったらしい。
結論から言えば事故に遭い亡くなった。
遺体は家族が引き取ったから日本にあるのではあるのではないかということだった。
流石に住所までは教えてくれなかった。
ある意味収穫を得てた私は帰国した。
日本に戻り、溜息のつく日々だった。
彼がもうこの世にはいないことが分かった。
でも何処かまだいるんじゃないか、嘘なんじゃないかと思ってしまう。
あの日会えなかったことが全て語っているとしても……。
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