パパの話

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***  朝に帰るはずがお昼になってる。 幼稚園でパパまだかな?とずっと思ってた。 でもお家には、パパが居た。 しがみついた大好きなパパの匂い。 あごのじょりじょりした、お(ひげ)が痛い。 私が嫌がると、パパは面白がって余計に (ほお)にじょりじょりする。 「キャー(≧▽≦)」 奇声とも歓声ともつかない声。 「いい子で居たか?」 優しい声でパパは言った。
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