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送別会ということで、最後に課長が挨拶をしてくれて、私も一応挨拶をした。 「…… 一年半、本当にありがとうございました。 これからも、同じ社内ですので、お世話になることが多いと思います。 よろしくお願いいたします」 これまでの感謝を込めて、しっかり頭を下げた。 本当に皆さんにお世話になった。 サトダさんが優しく微笑んでいた。 「サトダ、お前もなんか言え。一番、お世話になったんだから、お前が締めろ」 課長がそう言うので、サトダさんが渋々立ち上がる。 「えーっと。二ノ宮さんには、本当にお世話になりました。的確なサポートで本当に仕事がやりやすかったですし、日々の細かな心遣いもありがたかったです。 秘書課に行かれて、ますます社に貢献してくれると思います。今まで、ありがとう。これからもよろしくお願いします」 軽く頭を下げて、大きく拍手してくれた。 サトダさんのこなれた挨拶に、他の皆さんも合わせて拍手をしてくれ、三木さんが 「課一同からです」 と、かわいい花束をくれた。 胸がいっぱいになる。 綺麗なお花を頂いて、もう一度頭を下げた。
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