母と叔母

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母と叔母

母は、義父母は、既に亡くなっていたがお隣に住む義理兄嫁(父の兄夫婦)の片寄った「お付き合い方」に振り回されていた。 そんな母の環境を祖母は、「自分が薦めたから・・・」とずっと気にやんでいた。 当日は、嫁入り道具は沢山支度するのが当たり前で、どこまで用意すべきもという感覚も人それぞれ。 叔母の長男のお嫁さんの花嫁道具は沢山支度された。 それをみて「こんなに沢山準備してくれて・・・」と叔母が涙を流して喜んでいた。 母は、「あれくらいの沢山準備すれば良かったのね」とポツリといった。 後に私の「花嫁道具が大変な量と派手」になってしまった。 確認のすべは、当日もなかったけど、叔母は、自分の子供が「男兄弟」だった為、母が女の子と男の子を産んだのがうらやましかったのだろう。 子供の私には、理解できない叔母の「京都のはんなりした風習」に憧れこだわりを持って行っていたように思える。
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