0人が本棚に入れています
本棚に追加
母と叔母
母は、義父母は、既に亡くなっていたがお隣に住む義理兄嫁(父の兄夫婦)の片寄った「お付き合い方」に振り回されていた。
そんな母の環境を祖母は、「自分が薦めたから・・・」とずっと気にやんでいた。
当日は、嫁入り道具は沢山支度するのが当たり前で、どこまで用意すべきもという感覚も人それぞれ。
叔母の長男のお嫁さんの花嫁道具は沢山支度された。
それをみて「こんなに沢山準備してくれて・・・」と叔母が涙を流して喜んでいた。
母は、「あれくらいの沢山準備すれば良かったのね」とポツリといった。
後に私の「花嫁道具が大変な量と派手」になってしまった。
確認のすべは、当日もなかったけど、叔母は、自分の子供が「男兄弟」だった為、母が女の子と男の子を産んだのがうらやましかったのだろう。
子供の私には、理解できない叔母の「京都のはんなりした風習」に憧れこだわりを持って行っていたように思える。
最初のコメントを投稿しよう!