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「……うっそ」 いつものように、寝て、起きて、スマホ弄って、うだうだして、やっと起きて、トイレ行って。 ……そこで俺は、絶句した。 自分の身体が──見知ったものじゃ、なくなってたから。 でも、混乱するより先に頭に浮かんだのは、耕太の顔だった。あのオタクで非モテでエロ大好きな、あいつのこと。後から考えると、その時は逆にテンパりすぎててわけわかんなくなってたから、病院行くとか親に相談するとかじゃなく、そういう突拍子もない考えがいちばんに出てきたのかもしれない。 それでも俺は気づいたらスマホを打ってて、いつの間にか耕太へ、LINEでメッセージを送信していた。 『こーた』 『いまから、ウチ来て』 ・・・ 「……ッ。なんだ、それ」 耕太が家に来て10分。いきなりスウェット脱いでパンツ下ろした俺に、耕太も絶句する。でも絶句した理由は俺が露出狂になったからじゃなく、俺の下半身が原因だ。 「まんこ……です」 そう。 俺の股間は──なぜか、起きたらちんこが無くなってて、まんこになってた、のだ。 「ッ!コレが噂の生おまんこ……ッ!?……。うーん。陰毛しか見えん」 「まぁ、立ってるし……いやつか耕太、なんか意外と……冷静な?」 一度は絶句したものの、そこまで驚いた様子もなく腕を組んで、観察でもするようにまじまじとこっちを見つめてくる耕太に、逆に俺が肩透かしを食らったような気分になる。なんだよ。もう少し驚いたり……もしかしたら興奮、するかと思ってたのに。 「晴樹の裸とか今更だし、上は男だからあんまピンと来ねえんだよな……つかコレ、確かなんか名前あんぞ」 「は?名前?」 「えーっと……ちょい……、ちょい待て」 意味のわからないことを言って、耕太はおもむろにスマホを操作する。するとすぐにブルっとバイブが鳴って、耕太は嬉しげな笑みを浮かべた。 「──おッ!即リプ感謝ッ!あーそーだ、カントボーイだっ!」 「かんとぼーい?……って、ナニソレ」 「だから、今の晴樹のソレだって!」 と言って耕太がスマホ画面で見せてきたのは、pixivの百科辞典ってやつだった。作品とかキャラとかが、色々説明されてるやつ。そこには確かに「カントボーイ」って表題で、記事があれこれ書かれている。 「つまり身体男の、股間だけ女。そーゆー2次元の性癖?みたいなヤツ」 「うわ、そんなんあんの。え、それ、フツーに現実でもあんの?」 「いや……それは……知らねぇ……」 「……」 「……」 しらない、とどうにも曖昧な言葉で宙ぶらりんにされて、さっきまでやたら自信げだった耕太を訝しく見つめれば、わざとらしく視線を外される。つまりアレコレ知ったかしてても、実際はよくわかんねーってことか。 でも、カントボーイ、か。 そーゆーのが実際?に名前?性癖?であるんだ。すげーな。 確かに今の俺は身体は男で股間だけ女。その状態に、間違いない。 「で、晴樹……それ、どうすんだよ」 「んー……」 なによりも重要な主題を今更ながら耕太に問われて、一度、自分の身体に視線を落とす。染めた茶髪と違って、ふさふさの黒い陰毛。ちんこがない感覚は不安というよりもぶら下がってたモノがなくなった覚束なさが勝っていて、なんとなく感情もフワフワしたままだ。実感がまだない──っていうか。 でも、「どうするか」じゃなく、「なにをしたいか」は、俺の中ではっきりしていた。だってそのために、俺は耕太をここに呼んだんだから。 「……。耕太、描いて、みたいかなって」 「は?」 「……まんこ」 そう、俺は、こんな姿の俺なら、耕太にとって非常に都合のいい「モデル」かなと思ったのだ。エロのことばっか考えてる耕太なら……生のまんこに興味も関心もあるだろうし、絵も描いてみたいかな、って。 「いや、はあぁっ!?か、描く、って、おまっ」 「だって耕太、生のまんことか見たことないっしょ?」 「いやッ、ねーけど……ッ!でもそういう目的で人のこと呼ぶかッ!?つか見せる気満々かッ!?」 「だ、だって……!耕太、毎日ヤりてーとかエッチのことばっか言ってっから……ッ!この身体んなって、最初に頭に出てきたの耕太のことだったんだよッ!」 「っな。は、晴樹、おまえな……っ」 さすがにピンク脳の耕太も、俺の提案にはテンパってるみたいだ。照れてるように顔が紅い。でも、純潔のチェリーボーイくんなんてチョロいと相場が決まっている。しかも相手は耕太だ。俺の顔が大好きで、俺の顔が大好きって四六時中公言してる、土本耕太。 だから俺はいつもの調子で、ずいっと耕太へ顔を近づける。 「耕太、見たくねーの?まんこ」 「っ。い、いや……」 「AVでもエロマンガでもない、生のまんこだよ?」 「っ。そ、その……」 「風俗じゃまじまじ見るの時間もったいないよ?」 「っ。う、うぅ……」 「見てーの?見たくねーの?耕太?どっち?」 最終通達、と言わんばかりに語気を強めると、がっくりと耕太は項垂れて……か細い声で、頷いた。 「っ。み……。見てぇ……」 「っしゃ!」 童貞看破っ! 押し切れた、と俺が小さくガッツポーズをすれば、やっぱりわけがわからないように耕太は困った顔で俺を見る。 「いやっ、お前、マジでなんでそんなやる気満々なんだよ……」 「……。」 うーん、なんでだろう。そう言われると俺もよくわからない。俺も謎の状況すぎて、アドレナリンでいろいろ吹っ飛んでるのかも。 「まーいいじゃん。ほら、ベッド来いよ」 「うお」 でも、それを今考えるのは面倒で、俺は耕太の手首を取ってベッドへ引っ張る。お互いの家には何度も泊まってるし、一緒にベッドでうだうだゲームしたり絵描かれたりすんのもフツーだったから、耕太もおとなしくベッドに乗った。けど、やっぱりいつもと違って、どこか耕太はぎこちない。 「なに?んな緊張する?」 「いや……するだろ……念願の生おまんこと思いきや、まさかの晴樹クンの股間だぞ?そんなん普通にテンパるって」 「見ればこんなもんかって思うって」 「非童貞のライトさここで出すなってのッ」 「まぁまぁ。ん……」 まだぐずる耕太をなだめて、俺は耕太と向かい合う形で、ゆっくりと脚を広げる。 慣れてる、と思ったけど、いざ真正面から向き合うと、こうやって耕太とベッドで見つめ合うことなんかなかったな、とその時になって気づく。まだ昼間の室内は普通に太陽が射し込んでいて、耕太の顔が丸見えだ。どこか居たたまれなさそうに、けどじっとりとした湿度をもった視線は、いつも俺を見ているのとは明らかに違うとわかるもので──なんだか腰の部分が、やけに居心地悪くぞわぞわするのを感じる。 「ッ──」 これ、もしかして、ヤバかった、かな。 そう思うけど、今更後戻りなんかできなかった。俺はそっと息を吸い込んで、開いた脚から、くぱ、とまんこを拡げて、耕太へ見せる。 「っ、うわ……」 こぼすように耕太が呟く。さっきまで俺の顔に向かってた瞳は完全にまんこへ釘付けになって、そこだけに集中している。 見られてる。耕太に。俺の。まんこ。 そう考えると、さっきのぞわぞわが勢いを増して、全身まで拡がっていく。ちんこ扱いてる時とは違う、内側からじくじく蝕まれるような刺激にも快感にも満たない感覚が、腰から腹の奥にずんと沈んで、ずっと同じ場所に留まり続ける。 う、なんだ、これ……ッ♡こ、こんなん、しらない……ッ♡ 「うーん……いや……わりとグロいな」 「ぅ、ふ……ッ♡ぐ、グロいよな……っ♡身体ぜんぶ女になるならともかく、まんこだけ、だし……ッ♡」 グロい、と素直な反応をする耕太に感じるのは、さっきみたいながっかり感じゃなく安心感だ。身体がどんどんヘンになってきて、ようやく襲ってきた不安にテンパる俺を、冷静な耕太の反応は落ち着かせてくれるように感じたから。 「っ……いや、でも、グロい、けど……ッ、」 ……でも。 耕太は、俺と同じようにかすれた息を吐いて、くっと俺の膝を掴む。その手は驚くほど汗ばんで、熱く、火照っている。 「こ、耕太……っ?」 「これ、なんか、生々しいの、無性にコーフン、すんな……ッ♡AVとは、なんか、全然ちがう、っつーか……ッ♡」 「ッ──……♡」 こ、耕太……っ。 こうたっ、興奮、してる……っ?♡ お、俺のまんこ見て、興奮、してんの……ッ?♡ どく、どく、どく、と心臓が倍の速度で早鐘を打つ。腹の奥が締めつけられるようにきゅうっとなって、俺は、いつもよりずっと、上ずった声で耕太へと問い掛ける。 「っ。か……描きたく、なった……っ?♡」 「っ、いや、むしろ……っ♡」 むしろ。 そう言って少しだけ前かがみになる格好に、俺は自然と耕太の股間に視線をやる。そうすればベージュのチノを履いてる耕太のそこは、どこからどう見ても膨らんでいて……。 「こ、耕太っ、た、勃ってる……っ?ま、マジ……っ!?」 「ッ、う、うっせ!純潔には生おまんことか刺激が強いんだよッ♡」 言い訳をするように、耕太は声を荒げて股間を隠す。その、わかりやすく未経験で、わかりやすく照れて困ってる紅い頬を見たら、なんだか……無性に耕太が可愛く見えて仕方なくなった。全身の疼きが胸にまでたどり着いて、俺をどんどん、押し上げる。 ずくずく。じんじん。ずんずん。きゅんきゅん。 脈打つようなカラダの高鳴りがいよいよ本気で俺の理性を離れて、自分勝手に暴れ始める。口の中が渇く。心臓が飛び出しそうだ。でも、もう、とめられなかった。 「こ、こぉた……ッ?♡」 俺、こんな声出せるんだ。 口に出して初めて気づく。 俺、こんな、媚びるみたいな、高くて、やらしい、エッチな声、出せるんだ。 耕太がぴくっと肩を震わせる。耕太も気づいたのかな。わかった、のかな。俺が。すごい。エッチな声、出してること。 でも。 でもね、耕太。 俺っ。 おれ……っ♡ いまから、もっとエッチなこと、言おうと、してるよ……ッ?♡ 「お♡俺でっ、童貞……っ♡捨てて、みる……ッ?♡」 ・・・ 「あ゛ッ♡あ〜ッ♡おまんこっ♡すげ♡すげおまんこきもちッ♡やば♡はるきッ♡これッ、やばぁッ♡」 「こ、こぉたッ♡ゆっくり動いてッ♡ゆっくっ♡ゆっくりッ♡ひぅッ♡ぁうぅ゛ッ♡」 ……そこから先は早かった。あっという間だった。 俺は、耕太は、俺達は──たがが外れたみたいに、一気に、エッチまで行ってしまった。 耕太ははじめてのエッチで、俺も、まんこははじめてのエッチで、お互い、その気持ちよさに、一発で、ダメんなってしまった。 耕太は俺の身体が男のままなことなんてひとつも気にしないように俺を抱いて、すぐに三回射精した。はじめの射精は挿れる前に暴発したお決まりのやつで、耕太はお約束すぎて死ぬって泣きそうにしてたけど、俺が大丈夫ってゴムを替えてあげるとすぐにまた勃起して、その素直な反応が妙に、キてしまった。 「ぅあ♡いく♡いくッ♡はるきっ♡これッ♡いくッ♡すぐでるっ♡すぐでるぅッ♡」 耕太は夢中になってた。 俺の上で夢中に腰を振る耕太も、とろけた顔で感じる耕太も、情けない声で喘ぐ耕太も、初めて知る姿で、初めて見る顔で、初めて聴く声で、なにもかもが新鮮だった。その、俺相手にこんなに必死になって、俺の身体でこんなに感じてる耕太を見上げてると、やっぱり腹の奥がきゅんきゅんして、まんこが勝手に締まって、何度も耕太にだらしない声を上げさせてしまった。 「ひぅッ♡こぉたッ♡それっ♡そこッ♡だめッ♡おれっ♡おれもィくッ♡いっちゃうッ♡」 俺も、夢中になってた。 初めてのまんこ、初めての子宮、初めての女の子の快感に、なんにも抵抗できなかった。特にやばかったのは耕太が腰抜けて動けないって、いちばん奥ハメっぱなしだった時だ。ドクドク脈打ってる耕太のちんこを感じて、そこで「マジでいま俺のナカに耕太のちんこはいってるんだ」って思って、なにより、いちばん奥に亀頭当たってる感覚が、ぞわぞわ、ぞわぞわ、って鳥肌立つくらい気持ちよくて、よくわかんないけど、もしかしたら、そこで一回、俺はイってたかもしれない。そのくらい全身が、自分でもこわくなるくらい、ゾクゾク、してた。 「はるきッ♡いく♡でるッ♡いくいくッ♡でッ♡ぉ゛ッ♡おぉお゛……ッ!♡」 「ぅ゛あ、こ、こぉたッ♡うぁ♡ぅあ゛ッ♡ひッ、ぅ゛う……ッ!♡」 耕太が射精して、ゴム越しでもナカに伝わってくる射精の感覚にふるえて、そのまま勃起が治まんないっていう耕太と、もう一回エッチして。 ……それで。 「ぁ♡あ゛ッ♡こぉたッ♡それっ、それやッ♡やぁッ♡」 いまは、耕太から……ぐちゅぐちゅに手マンで、いじめられてる。 うちにあったゴムはあと2個しか残ってなくて、それなら1回俺を触りたい、って耕太が言い出したからだ。ずっと見てたAVとかエロマンガのやつを、自分でもやってみたいから、って。 「ひぅ゛♡そこッ♡そこやばいッ、からぁッ♡」 「ここな?♡ここが、イイんだなっ?♡すげ、やべ……ッ♡マジでGスポってざりざりしてんの、なッ♡晴樹、Gスポきもちいいッ?クリとどっちが好きッ?♡」 「りょ、りょうほうッ♡りょうほう、いっぺんに、されるのが、いちばんッ♡ぁ♡あッ♡それッ♡それやばいよぉッ♡」 耕太は俺のまんこのナカも外も、いちいち確かめるように触ってきて、童貞──いや、さっきまで童貞だったくせにやたらねちっこかった。そして俺も、正直エッチより手マンのほうが気持ちいいんじゃないかってくらい、感じてしまった。 とくにいま耕太からやられてる、Gスポとクリを両方合わせるように触られるのはマジでやばくて、クリからビンビンにナカまで伝わってくる刺激に、俺は自分でも信じられないくらい、甘い声で喘ぎ続けてる。 「ゃッ♡やだぁっ♡こぉたっ♡こぉたッ♡だめ♡だめっ♡」 ぅあ、やばいッ♡Gすぽッ♡クリっ♡きもち、よくて、やばいよッ♡こぉたの手ッ♡きっ♡きもちよすぎて、ッ♡やばい、よぉッ♡すきっ♡それすきッ♡それすごいすきッ♡こぉたっ♡こぉたッ♡だめッ♡それだめぇッ♡♡♡ 「ぁだめッ♡いくっ♡これいくっ♡イク♡いくいくッ♡いっちゃうッ♡こぉたッ♡」 「イけイけッ♡アクメすっとこ見てぇッ♡晴樹がアクメするとこッ♡こんッな顔いい、はるきのッ♡アクメ顔ッ♡ぜってぇ、見たいッ♡」 「ッ♡」 俺のまんこをそうしていたように、俺の顔を観察するみたくぐっと距離を近づけてくる耕太へ、俺は素直に息を呑む。 か、かおッ♡あ、アクメ顔、ってッ♡そ、そんなのッ♡そんなの、なんで、見ようと、すんだよッ♡い、いまはっ♡こんなエッチなこと、してん、のにッ♡してんの、エッチな、こと、なのにッ♡それなのにッ♡い、いつもッ♡いつも俺の、ことっ♡描く時、みたいなッ♡た、楽しそうなっ♡嬉しそうなかお、でぇッ♡俺のことっ♡みようと、すんな、よぉッ♡ 「ひぅ♡やっ♡あ、あくめッ♡やだっ♡み、みるなッ♡こぉたッ♡みちゃやだっ、みるなっ、よぉッ♡」 「みるだろッ♡おまえが、描いて、って、言ったんだからッ♡かお、隠すな、よッ♡」 「ぁ♡あ♡あッ♡こぉた、ゆびはやッ♡はやいッ♡だめっ♡らめえッ♡♡♡」 顔を隠そうとすれば、ますます耕太は指を速めてきて、追い立てるようなその動きに俺はなにひとつ抵抗できなくなる。どんどん感覚が昇ってきて、身体がこわばって、顔を隠すこともぜんぶ忘れて、俺ははやくこのギリギリなのから開放されたいってそれだけしか、考えらんなくなる。 うぁ♡いくっ♡これいくっ♡いっちゃうっ♡こぉたにっ♡こぉたのゆびでっ♡こぉたにぜんぶ、みられてッ♡えっちなかおっ♡ぜんぶっ♡ぜんぶみられてっ♡おれっ♡おれっ♡ぃ♡いっ、♡♡♡ 「ん゛、きゅうぅぅぅ……ッ!♡♡♡」 きゅううううっ♡っと全身がすくんで、足先が丸まる感覚と同時に、俺は、アクメした。それはエッチの最中じゃまだ曖昧にしかわからなかった、まちがいない女の子の快感で、その、男のものとはちがう、ずっと全身をいきものが這い回るような感覚に、俺は、びくびくとカラダをふるわせる。 「は、はふっ♡ひ、ひぅ゛うッ♡ひぁ♡あッ♡うぁッ♡」 き、きもち、いいっ♡イ♡イってるのに、きもち、いぃっ♡きもちいいの、きえないっ♡ずっときもちいいの、あるっ♡こぉたに、きもちよくさせられたの、ぜんぜん、きえないッ♡こぉたの感覚、ずっと、まだ、ナカ、いるッ、よぉッ♡こーたっ♡こぉたっ♡こぉたぁ……ッ♡♡♡ 「ッ──え、ろ……ッ♡♡♡」 「っ……!♡」 あ♡あっ♡こ、こぉた、おれ、みてるッ♡が、ガン見っ♡してッ♡こ、コーフンした顔、してるッ♡ や、やだよっ♡み、みるなよぉっ♡こぉたっ♡こんなっ♡こんなかお、みてっ♡こーふんっ♡すんな、よぉっ♡うぁ♡やだっ♡きもちいいっ♡ぉ♡おれの、カラダっ♡こぉたに見られるのっ♡も、もうっ♡かんぜんにっ♡きもちよく、思って、るっ♡ ちがうのにっ♡おれっ♡はずかしくてッ♡や、やなの、にっ♡こーたにッ♡こぉたに、ずっと、ずっと、みられてッ♡描かれてっ、きたからっ♡みられるのっ♡もぉっ♡かんぜん、にッ♡すきにっ♡なっちゃってる、よぉ……ッ♡♡♡ 「ふぁッ♡あッ♡ぁ……ッ!?♡」 快感なのか、余韻なのかもわからない感覚から逃げられないでいると、耕太は突然、俺の手に自分のちんこを握らせてくる。ヤケドするように熱い温度と、カウパーでドロドロになったぬめりが手の平に吸いついてきて、俺はそれだけでまたカラダをふるわせる。 「ひ、ひぅ……ッ♡」 さ、さっきは、ゴムしてたから、わかんなかった、けどっ♡こ、これっ♡ナマの、ちんこっ♡こ♡こんなにっ♡あつくてッ♡かたくてッ♡ビクビク、してんの……ッ!?♡♡♡ 「な、なにすんだよっ、こぉたッ♡」 「はるきっ♡俺のも、シコってッ♡はるきッ♡」 「ッ、な、なに、いってっ♡」 「晴樹もイったんだからッ♡俺も、イかせてッ♡なッ?いい、だろッ?♡」 「っう゛♡ぅ♡うぅ゛ッ♡」 さっきと同じようにまちがいなく俺で興奮して、やたら無邪気にねだってくる耕太に、俺はなにも言えなくなってしまう。いつもだったらすぐに「やだ」って突っぱねられるはずなのに、カラダにもアタマにもココロにも回った快感のせいで、耕太に対して、なんにもいやって言えない俺がいる。 「ひ、ひぅ゛ッ♡ぅう゛ッ♡ば、ばかっ♡うぁ♡こぉたの、ばかぁっ♡」 だから、俺は、かろうじて、「ばか」って耕太をなじりながら、耕太のちんこをゴシゴシ、しごいていく。さっきまで俺のまんこに挿入ってたのを、ぬちゅぬちゅと、上下に、こすり上げていく。 「うぁ゛ッ♡き、きもちっ♡ぅぁ♡やばっ♡て♡てこきっ♡やばッ♡」 「ッ♡こ、こぉたッ♡ちんこっ、でっかいよッ♡さっきからずっとでっかいままじゃんッ♡ぜんぜんっ♡おさまんない、じゃんっ♡」 「しょ♡しょうが、ねぇ、だろッ♡ぁ♡んぉ゛ッ♡は、はるきっ♡はるきがっ♡えろいん、だからッ♡」 「え♡えろく、ないっ♡こ、こぉたがッ♡む、むりやりっ♡かんじさせて、くるからだろッ♡」 「それが、えろいんだってッ♡うぁ゛♡それッ♡それやばいッ♡さきっぽッ♡指でくりくりすんのやばッ♡うぁ♡いく♡はるきッ♡はるきっ♡」 「ぃ♡ぅ゛♡ぃ、いけッ!♡さっき、俺のこと、むりやりイかしたんだからッ♡とっととっ、いけッ♡ばかっ♡ばかこぉたッ!♡」 「う゛ぁ♡ひっ♡それやべっ♡ぁ、いくいくいくッ♡でるッ♡ぉ゛ぉぉ……っ!♡」 俺の文句なんかひとつも耳に入ってない様子で、俺にしがみつきながら、びゅるるっ、と俺の手の中で耕太は射精する。さっき3回も出したくせにまだ勢いのいい射精と、どろどろと容赦なく俺の手にかかっていく、精液。 っ、ひ、人の射精、生で見るのとか、は、はじめて……ッ♡ぅ゛♡こ、濃い……っ♡耕太……っ♡こんなのっ♡俺んナカで射精っ♡してたの、かよぉ……ッ♡ 「ぅぁ♡あっ♡ぁう゛……ッ♡」 「っ……♡」 耕太も、イって、ひくひくしてる。 あ、あの様子じゃ、気持ちよかったの、かな。手、手コキとかすんの、はじめて、だった、けど……っ。で、でもあんな喘いでたし、射精もしたし、気持ちよかったんなら……それなら、もう、いい、よな……っ?♡ 「っ、も、もぉいいだろっ♡そろそろ満足──……あ゛ッ!?♡」 ……でも、耕太はちんこから手を離した俺を、もう一度ベッドへ押し倒す。そして俺を、変わらずに興味と関心と、そして興奮をひとつもかくさない顔で、覗き込む。 「はるき……ッ♡」 「こ、こぉ、た……っ♡」 「やべ、まじでっ、これっ、セックスもっ、おまんこも、はるきもッ♡まじで、やば……ッ!♡」 あ♡あっ♡や、やだっ♡わかるッ♡これっ♡わかっちゃう、よぉッ♡こぉたっ♡まだ、ぜんぜんっ、治まってないッ♡まだちんこでっかくしてっ♡俺にまだッ♡ずっとッ♡コーフン、してる、よぉッ♡ やだっ♡これ終わんないッ♡終わんないよっ♡おれっ♡このままッ♡まだッ♡こぉたとッ♡ずっと、エッチ……っ♡♡♡ 「っ、んぁッ!♡ぁッ、こぉたッ♡ふぁ、あぁ……っ!♡」 そのまま、俺の予想通り、残り2個のゴムを破れるギリギリまで使って、むしろラスイチなんか引き抜く時に破れるまで使って、俺達の「はじめて」は、ようやく終わった。 でも、まだ内側でジンジンと響く耕太の感覚と、「ちょっとシャワー浴びてコンビニ行ってくる」ってまたゴムを買いに行って「続き」をしようとする、予想を裏切るくらい絶倫な耕太に、俺は本当に今更、とんでもないことに手を出しちゃったかもしれない、と思った。
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