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陽はすっかり傾いて月の形がくっきりとしてきた
さっきからスマホが鳴っている
駿太は鞄からスマホを取り出して耳に当てた
「はい…」
『駿太!こんな時間まで何してるの?!』
母親からだった
今日は、保育園の仕事がないことを忘れていた
フフにも母親の声は聞こえてるはずだが、まるで餌を食べるときのように、脇目も振らず駿太の体をなめ回している
「図書館で調べものしてたら遅くなっちゃって…いま帰ってるから…」
ばれないように、息を押さえてしゃべるしかなかった
『もう、心配かけさせないでよ!GPSで調べるところだったんだからね!車で迎えに行こうか?』
「だ、だいじょ…ぶ。すぐに帰る」
フフが上目遣いで駿太を見た
三日月型の瞳孔の周りの光彩が金色に光った
ゾッとした瞬間、自分のモノに血液が流れていくのかわかった
通話が終わったので、駿太はスマホを投げ捨てた
そして口から漏れ出そうになる吐息を両手で抑えた
フフは、鋭い歯で駿太の乳首を噛んで引っ張ったかと思うと、次はそれをいたわるように、ペロペロと優しく舐めた
その両方にもてあそばれ、一気に何かが溢れ出すような感覚が襲ってきた
「あっ!あっ!」
駿太は慌ててズボンとパンツを下ろした
弾かれたように飛び出たモノから、一気に精子が迸り出た
「あ、あ」
初めての経験をして、駿太の目から涙がこぼれた
フフが駿太の涙をペロリと舐めた
それから腹から腰にかけて飛び散った精子を隅々まで舐めとっていった
「ありがと」
ようやく口がきけた時には、駿太の体はすっかりきれいになっていた
フフがようやく駿太の上から下りた
「俺の姿で欲情したと認めるな?」
「欲情っていうか、あんなことされたら誰だって…」
わかったことはひとつ
フフが好きだ
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