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三内丸山遺跡が世界遺産に登録されたそうで、目出度いことだ。
かの地には十数年前に一度訪れたことがある。
当時の印象といえば、ただそのスケールの大きさに驚き
古の人たちの尽力に感嘆したものだ。
その他の感想は記憶から漏れ出てしまっているので
改めてウィキ等見ながら振り返ろうと思う。
青森空港から車で半時間程の、何もない
そういう表現は失礼かもしれないが、
とにかく、延々と続く殺風景な森や野原と草地の中に
それは突如として現れ、小用を催していた身としては、安堵のため息をもらした、とそこだけは記憶している。
道中コンビニも商店も、建物もなかったのだ。
レンタカーのエンジン音と握るハンドルの触覚だけが現実の21世紀に
自分が居ることをかろうじて感じさせてくれた。
HPでは、トップに代表的な建造物の写真がある。
あの時それは、現代の技術で復元されてそこにあった。圧倒された。
巨大な六本の足の、精緻に計算されたそれは
未だに用途は不明らしいが(諸説ある)その威容だけで
人間を畏怖させるには十分な効果があった。
その建造物は、とにかくでかい。
径1メートルの栗の大木が柱になっているという。
あの栗、である。そろそろ栗の花が咲くな、と作者の妄想はまた飛んでしまったが、近所に栗の木があるのだ。
幹を思い浮かべるが、いやいや、たかが20から30㎝では?のレベル。
1メートルの大木などお目にかかったことない。
どれくらい、栗が収穫できるのだろう?
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