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アンがティーセットとお菓子をワゴンに乗せて運んで来てくれました。
「お待たせしました。ユウナ様」
「アンありがとう。さぁ座ってお茶しましょう」
「はい、失礼します」
「アンは、ここに来てどのくらいなの?」
「私は、16歳で来ましたから4年になります」
えっ!20歳とか私と2歳しか変わらないじゃん。
アンって大人っぽいからもっと年上だと思ってた。
「そうなのね。私、18歳だから年近くて嬉しい」
「18歳なのですか?可愛い顔立ちなので、もう少しお若いかと思っていました」
そうなの?
日本では年相応に見られてたからびっくりだよ。
「何歳に見られてたの?」
「14歳くらいかと・・・」
「えぇー!そんなに若く見られてたんだね。びっくり」
「すみません」
「謝らなくていいよ。びっくりしただけだし。アンは好きな人とか結婚したい人とかいないの?」
するとアンは顔を真っ赤にして
「わ、わ、私ですか・・・お慕いしている方はいます。私の片思いですが」
「いるのね。ねぇ、どんな人なの?」
「背が高くて優しくて素敵な人です」
「告白はしないの?」
「告白する勇気は、まだないのです・・・」
「そうなの?アン可愛いし大丈夫だと思うんだけど」
「いえいえ・・・」
「ユウナ様は、アーサー様との結婚に不安とかないですか?」
「不安はもちろんあるよ。だけどアーサー様となら上手くやっていけそうな気がするの」
「そうですか、少し安心しました。もし、何か不安なことがありましたら、いつでも聞きますので」
「うん、ありがとう」
その後も色々お喋りして部屋に戻りました。
アンとお喋り出来て楽しかったです。
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