三匹の猫~和寿side~

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死んでもおかしくなかった紡だが、マキの驚異的な回復力により助かった。 そして、陽依さんと結婚した。 でも、紡は事故を機に変わった。 ーーーー紡は前世の記憶を思い出したらしい。 紡は担当医だった俺にだけそっと話してくれた。 『防衛隊』は辞めたが、秘密裡の公安組織『BP(ブラックポリス)』のトップに立ち、自分の車に同乗していた『防衛隊』の先輩・神木さんの死に報いる為、あの首都高速で起きた大事故を起こした黒幕とされる『王龍』と対峙していた。 「じゃ案内しますよ…紡さん」 「あぁ~頼む」 紡達は安堂先生と先に行ってしまった。 「・・・紡は安堂先生と何処に行くつもりだ?」 「賀集さんのとこじゃない」 「賀集??」 「・・・もしかして…カズは知らないの?」 マキは慌てて口を噤んだ。
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