1579人が本棚に入れています
本棚に追加
「君を殴った男とは別れる気になった?」
「いえ・・・」
「キレイな顔が台無しだろ?」
彼にキレイと言われ、見る見るうちに顔に熱が集まる。
伊集院先生って天然のたらし?
「・・・私が悪いんです…だから…彼はそれを理解させる為に…」
そう、全て私が悪い。
私が要領の悪い、どん臭い女だから彼が怒る。
だから、彼が暴力で私を正す。
「君は危険だな。完全に加害者である相手に洗脳されている。今直ぐにでも、カウセリングを受けた方がいい…」
「これは私と彼の問題。伊集院先生は関係ないと思います…」
彼は以前から憧れていた男性。
そんな相手に優しくされ、親身にされたら・・・
彼に対する憧れの気持ちが好きの気持ちに変わっていく・・・
最初のコメントを投稿しよう!