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「此処がバスルームだ…凄いだろ?」
「凄いね…」
「お前は和寿のとこに泊まるんだろ?」
「まぁね…さすがはツムツム…俺が言わずともわかってるね…」
ツムツムと俺は同じ稀血種。ツムツムは予知能力。俺は驚異的な回復能力を持っていた。
ツムツムの先を見通せる力で医師の俺は患者の命を助ける事ができた。
「で、博多の何処に行くの?」
「別にこれと言ってまぁー俺は湯布院で温泉に浸かれたし、もう十分満足しているが…博多に行きたいと言い出したのは陽依だ…ひよこ饅頭欲しいって言うから…博多にした」
「ひよこ饅頭?」
「博多駅でしか買えない限定のひよこ饅頭があるらしい…」
「へぇーっ…でも、東京駅にもひよこ饅頭なかった?」
「あるらしいが…陽依が言うには、博多のひよこと東京のひよこは微妙に違うらしい」
「そうなんだ…ツムツムもひよちゃんには優しいね…」
「ふん・・・それは表向きだ…」
「えっ?」
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