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誰とでも仲良くなれるマキは安堂先生の行きつけの店がある夜の中州に行ってしまった。
「ただいま」
俺はマキの荷物を持って帰宅した。
玄関先には三匹の猫たちが俺を出迎える。
「ミー、リー、コウただいま・・・」
ミーは東亜の裏庭で莉子が世話をしていた仔猫。
でも、片方の目は細菌感染で失明。
片方の目でも懸命に生き、成猫に成長。
人間で換算すれば、三十歳前後。
リーとコウは福岡に来て、近くの公園で拾った姉弟仔猫。
ミーがリーとコウの面倒をよく見てくれて、忙しい俺はとても助かっていた。
俺は三匹と戯れながら部屋の中へと入っていく。
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