三匹の猫~和寿side~

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リビングにマキの持ってきたキャリーケースを置いた。 三匹はマキのキャリーケースに興味深々。 必死に匂いを嗅いでいた。 猫は匂いに敏感。 俺の匂いとは違う他の人の匂いを感じ取っていた。 「一ヵ月ほど、世話になるヤツだ…皆仲良くしてくれよ…」 俺は三匹の体を撫でながら言い聞かせた。 でも、マキは朝まで戻って来なかった。 ーーーーまさか…紡と陽依さん夫妻が福岡に来てるなんて… 父さんの差し金か?
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