従兄の前世~和寿side~

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******* 俺は三人と別れ、脳神経科医局に向かった。 午後から外来診察をこなし、医局に戻った。 「よっ」 と紡が一人で俺の帰りを医局前で待っていた。 「陽依さんは?」 「陽依は先に大量のひよこ饅頭と共に東京に帰った…」 「えっ?ひよこ饅頭って?」 「ひよこ饅頭の事は気にするな…」 「・・・俺に用か?」 「和寿は相変わらず冷たいな…」 「・・・お前は相変わらず…陽依さんに心配ばかりかけているんだな」
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