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「ゴメン…広瀬さん…」
と槇村先生が私に謝りながら、和寿さんを店に連れて来た。
私の事は和寿さんに言わないでと言ったのに…
槇村先生は和寿さんに話してしまったようだ…
「莉子…」
「リコの知り合い?」
「え、あ…まぁー…」
「へぇー…私はママの詩織です…」
隣に立つ詩織さんが和寿さんに好奇な視線を向けた。
「俺は九州東亜医科大福岡中央病院』脳外科医・伊集院和寿です…」
「伊集院!?じゃ昨日来た紡さんと陽依さんとは…親戚って事?」
「・・・紡と陽依さんもこの店に来てたのか?マキ」
「うん、まぁね…」
「そっか…それよりも莉子お前と話がしたい…」
和寿さんとの突然の再会。
「私は貴方と話す事はありません…」
「・・・俺はある…和志君の事だ…」
槇村先生は和寿さんに全部話していた…
私は槇村先生の方を恨めしそうに見た。
「ゴメン…広瀬さん」
彼も私の視線に気づき、謝って来た。
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