若頭の子供?

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「俺は御子柴壮…御子柴組の若頭だ…お前が気になっている和志は俺と莉子の息子だ…」 「!!!?」 和寿さんは驚いた眼で私を見る。 「大体お前の母親が莉子の恋人に大金を与え、恋人が莉子を拉致してお前から遠ざけたんだ…おかげで…莉子は危なく『王龍』の売春組織で働かされそうになった…そんな彼女を俺が保護したんだ…三年以上も莉子を捜そうともせず…今更…どの面さげて、莉子に会いに来た?」 「それは…いや…母さんがそんな事していたんて…初めて知った…」 和寿さんは何も知らなかった・・・ 「分かったら…帰るんだ…そして、二度と莉子の元に来るなっ!」 和寿さんは壮さん言葉に受け止め、何も言わず帰ってしまった。
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