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彼の素顔を垣間見ながら、全身で彼の愛を受け止めた。
夢のような時間はあっという間に過ぎた。
遮光カーテンの隙間から朝の光が射し込んで来る。
彼のスマートフォンの目覚まし時計のアラームが響く。
「もう朝か・・・」
和寿さんは上体を起こして、サイドテーブルに置いていたスマートフォンを手に取り、眼鏡を掛けた。
「おはようございます…」
「莉子も起きた?」
「あ、はい…」
昨日、抱かれた彼の厚い胸板が見える。
ジッと彼の胸板見ていると彼と目が合った。
「俺にHだと言っていたが…莉子もHだな」
「お互い様です」
「そうだな…」
彼は同調して、ベットから出て、バスローブを羽織った。
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