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十数年前のあの日。 「私」は「私」である事を諦めた。 死を望み、未来には「絶望」だけが転がっている。 そう、信じて疑わなかった。。 未来には「希望」なんてものはない。 あるはずがない、と。 ーーしかし、今「私」に戻りたい。 夢も希望もある。忘れている感情すべてを取り戻し、これから元の「私」に戻ろうと誓う。 「心」ーーそれが壊れた瞬間があった。 恐らく、誰にでもあるだろう。 同じ「傷」であっても、受け取り方次第では、その形を変える事もあるだろう。。 だが、その時「私」は「私」である事を諦め、強く「死」を望んだ。。 それは......。
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